2019年1月14日月曜日

英語の「練習」

さて、今日はTOEICだったらしい。

Twitterでみんながつぶやいている。

でも、僕は今回は受けていないので、そんなタイムラインを無視して、どんな感じの英語勉強をしているか少し書こうと思う。




英語学習教材や学校の遍歴は、いくつか紆余曲折があるのだけれど、音読の重要性に気づいたのはここ数年のこと。

特に、今通っている学校の先生が言っていたことが、自分には印象に残っている。

昔は、音読するにしても、「文法を噛み締めて音読しないと意味ない」と思っていた。しかし、確かにそれはそれで重要だが、その先生は「英語を話すための口の筋肉を鍛えることも必要」と言っていた。

文法的に理解していることは当然だけど、実際に流暢に話すためには、普段使っていない口の筋肉を使うのだから、英語用のそれを鍛える必要があると。




そのアドバイスを自分の文脈で解釈すると、「楽譜が読めたからといって楽器が弾けるとは限らない」ということに似ていると思った。




実際、一応僕は楽譜が読める。

僕はビオラをやっているけれど、ピアノの譜面やバイオリンやチェロの譜面だって、読むだけならゆっくり読めば原理上は読める。

だけど、ビオラの譜面を読むほどはスラスラは読めないし、そもそも読めても演奏できない。

さらにいえば、ビオラの譜面は読めて演奏できるにしても、難しいパッセージになると完璧には弾けないことがたくさんある。

あえて具体例をあげれば、ハイポジを使う高い音程とか、重音とか、増2度の音程とか、アルペジオとか、挙げ出せばきりがない。

細かいこと言い出せば、ハイポジへ上がると音程の感覚が狭くなるので、指を押さえる感覚が若干変わったりするので、ファーストポジションと同じようにはいかない。

増2度に関しては、通常より指を大きく開く必要があるので、気を抜くと指を開ききれず、音程が低くなる。ましてや早いパッセージでそれが出てくるときは、無意識に気をつけるぐらいのレベルになってないと、すぐ音程が下がって危険。

アルベジオも、理解はしていても、テンポが早くなったり、実際曲の中で実践的に使えるためには考えなくても自動的に正確に指が動くようになっている必要がある。

当たり前だけど、そういうのは楽譜を読むスキルではなく演奏する技術なので、それように別にトレーニングする必要がある。




そういう意味では、自分の中では英語の「勉強」というより「練習」と思って取り組んでいる節がある。

ビオラの練習と同じ並びに並んでいるものとして。



だから文法は理解していても、話す為のトレーニングが別に必要。

厳密に言えば、文法理解以外のトレーニングだって、いくつか種類があるだろうが、その一つが口の筋肉。

だから、文法的には明らかでも、どんな文でも出てくるような語順とかフレーズに関しては、そこだけ抜き出して、「スラスラ、自動的に言えるように」、文法的理解とは別に「一連の動作として口が動くように」音読をしたりしている。

これも例をあげればきりがないけど、I think that とか will be とか仮定法とかででてくるcould have とか、you had better とか。

そういうほぼほぼ必ず続けて出てくる語順とかは、それごと筋肉に刷り込ませる。




英語の場合に限らず、そういうことを続けていると、注意を払う場所が減り脳の負担が減るのでより本質的なことにリソースを割けるようになってくる気がする。




念の為最後に付け加えると、文法的な理解はしなくてもいいとか、そういうことをいっているのではない。それはそれで、大前提として大事。

それは、ネイティヴであるはずの日本語だって、本来はそうであるべきなはずなのだけど。。。実はその日本語の文法だって細かいところは正確に理解していないというのは内緒笑)  漢字の読み方とか二重敬語とか、類義語の使い分けとか、ことわざとかとか。

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