検索の歴史をたどってみると、古くは図書館の目録から本を探すという行為までさかのぼるのではないかと、ざっと調べた感じでは思われる。
現代では検索アルゴリズムの発展により、Web上に存在する莫大な情報のなかからさまざまな事を検索できるようになった。
キーワードを打ちこめば、それに対応して結果が出てくる。
結果の順位付けの仕方にはいろいろ方策はあるにせよ、基本的にはキーワードを含む結果を返す。
それ以外にも、概念検索といって似ているものを探すといったことも今ではできるらしい。(幾つかの指標によって検索対象をベクトル空間の点とみて、距離を計算して近いものから順番に返すらしい)
キーワードではなくても、自然言語の入力対して結果を返すということも、スマホなどでご存知のように、できる。
しかし検索をするのに、言語を入力としてとるのは本質的だろうか。
さらに言えば、通常は出力がWEBページで、それはテキストや画像、音声しか含まれていないが、それ以外にも出力することはできないのだろうか。
そんなことを考えていたなか、先日NHKで五感に関する研究開発が盛んになっているというニュースをやっていた。
そこで九州大学の味覚・臭覚センサ研究開発センターを紹介していた。
味覚や臭覚を数値化して、客観的に扱えるようにするということを研究しているらしい。
それを観ていて思ったが、検索する際の入力や出力として、味やにおいをとる事はできないのだろうか。
一度数値化し符号化する以上、突き詰めてしまうと冒頭に述べた入力を言語にとるというところからは逃れられていないのだが、それでもやはり検索の対象は広がっているように感じる。
概念検索のように、似たものを検索するいう検索自体もそれほど難しくはないだろう。
それでも入力と出力が、インターフェースの都合で難しいような気がする。
というかそんなインターフェースを聞いたことがない。
そういう、言葉ではうまく表現できないようなものってのは検索できるようにはならないか。
非常に不勉強ではあるので、なにか情報を知っている方がいたら紹介してくれると有り難いです。
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