2014年2月8日土曜日

大喜利・間の研究

人工知能について考えていることで、難しそうだなと思ったことについていくつか書こうと思う。



1.
IPPONグランプリという番組が好きだ。

今でこそ名も知れてきたが、最初は深夜での放送だったと思う。

一個一個ネタが短く独立しているのでどこから見ても楽しめるし、「なぜ、どこが面白いのか」などを考える前に笑える瞬発的なネタを提供してくれる。

なにが面白いのかわからないけど、笑える。でもチャレンジしている側は非常にセンスが問われるし、無駄に体を張って笑いをとりにいくような下品な番組ではないというところも、個人的にはポイントが高い。

IPPONグランプリに限らないが、大喜利を人工知能にやらせるのは難しいのではないかと思った。

既に、人工知能のワトソンがクイズ大会で優勝をした。

クイズ大会のように、正解を答えればよいというものではない。前後の文脈であるとか、背景的な知識とか、そもそも面白いというのを機械が理解をして対応しなければいけないと思うので非常に難しいと思う。



2.
間というのはなかなか難しい。

音楽や演劇などの時間芸術では、間というものも重要な役割を果たす。

うまく間をとらないと、うまく全体が閉まらなかったり、いわゆる場が流れるという状態になってしまう。

鈍感な人だと、人間であっても「間」や場が流れるといった状態をそもそも理解できなかったりもする。

しかし、いざ「間」とは何かを明確に説明しようとすると困る。

どうすれば、間がうまく決まるのかはノウハウとして説明することは、音楽や演劇などのレッスンで実際に指導することができるように、可能かとは思う。

だが、それを機械でそのまま実装したからといって、機械が「間」を使いこなせるようになるとは思えない。

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