2014年2月23日日曜日

丸暗記

先日TOEFLを受験した際の反省を踏まえ、最近英語の音読を始めた。

以前のエントリーにも書いたが、自分はTOEFLTEST 必須英単語5600を使っているので、そこに掲載されている文章を少なくとも一日一回、できれば一テーマ一日で終わらせられるように継続している。 

一テーマ一日で完了させるというのはなかなか難しいが、闇雲に急ぐで進めることが目的ではないので、そこは達成できなくてもあまり気にしていない。

音読の必要性

音読の必要性はTOEFLを受験する前、いやそれよりももっと以前から感じていた。

しかし、周りの目を気にしていてなかなかできなかった。

というのも、今自分は実家暮らしをしていて、自分の部屋が弟と共同の部屋である。弟がいないときは、部屋にこもって周りを気にせず、ブツブツと音読できるからいいものの、弟がいるときは、なにか恥ずかしくて音読ができなかった。

以前札幌で一人暮らしをしていたときは、思いっきりブツブツ声を出していたのだが。その頃がうらやましい。

やはり、弟がいるかいないかというような環境に左右される状態は不安定であまりよろしくないので、なんとかできないものかと考えていた。

そして最近考えたのが、仕事への行き帰りの途中に近くの公園で音読をするという方法だ。

仕事への行き帰りなので朝や夜になる。
真冬であればかなり寒いので、それも難しいと思っていたが、最近は段々暖かくなってきたので、できるようになってきた。

単語帳であればそんなにかさばるものでもないので、普段から持ち歩き、行き帰りに公園に数十分寄り道をして音読するという日課になった。

頭に入ってくれば、単語帳を見なくても暗唱できるようになってくるので、移動時間など隙間の時間があれば、口に出すようにしている。

なにを優先するかにも依ってくると思うが、ある条件の下で自分がやりたいことを実行するのか、と考えることは大切なことだと思った。

それが、私の場合は人目を気にしてしまうし、家族にまだ本気で勉強しているのを、なにかさめた目でみられるのも嫌だったというのが、一番優先順位が高いことだった。

丸暗記

それにしても丸暗記するという作業が最近減っていたような気がする。

以前ビオラをバリバリに弾いていた頃は、曲などを弾く際に、譜面を見なくても暗譜でも弾ける程度まで練習していた。

実際本番のときに譜面をみるのかみないのかは別としても、練習のときに暗譜でも弾ける程度まで達していないと、とても本番の時には演奏できないからだ。

極端なことを言えば、頭で考えながら弾いているようでは演奏はできない。

理屈ではなく、体に刷りこませて体が自然に反応をするようにしておかなければ、とてもおぼつかない。

とはいえ、実際は表現方法や周りとのアンサンブルなどの要素が絡んでくるために、考えながら演奏はしているのだが、そういった重要な部分に注意のリソースを充てることができるように、単に譜面を正確になぞるといった基礎的な事に無駄な注意を払わなくてもいいように、練習や訓練が必要なのだが。

当時まだ私は学生で、数学を専攻していた。

数学という分析的な思考とは対照的に、理屈抜きに体に覚え込ませるという過程は新鮮だった記憶がある。

車輪の両輪のような役割を果たしていた。

語学学習と楽器練習との類似

語学の学習も似ているのではないだろうか。

単語や文法なども大切ではあるが、ある程度基本的なことが理解できるようになってからは、理屈を抜きにしてひたすら英語を自分の内側に蓄えていくことが重要なように思う。

実際に話をする場合には、単語の意味や文法や発音などを細かく考えているわけではない。

いや、考えている人いるかも知れないし、考えてもそれはそれでいいのかもしれないが、リソースの無駄遣いをしているように思う。

理屈ではなく、何度もしつこくしつこく、いろんな角度から体に覚えこませる。

そして理屈がわからなくても、なんとなく文法的に正しいか正しくないか、自然な表現であるかそうでないかといったことが感覚的にわかるようになってくる。

もちろん、理屈の上でもわかるに越したことはない。

それは読み書きをするだけの場合でもある程度は当てはまるのではないかと思う。

表現の仕方や伝える内容など気を使うところは他にもたくさんあるので、基礎的なところにリソースを使うのはもったいない。

さいごに

今のところ、同様の原理が働いていると思っているのは上で書いた二つのみだが、他にもあるのかもしれない。

ちなみに数学は似ている部分もあるが少し違うと思っている。プログラミング言語の習得なんかは近いかもしれない。

なにか他にもあれば教えて頂けるとありがたい。

今までは音読をする機会が十分満足にとれなかったので挑戦を控えていたが、その機会を確保することができそうになったので、ドイツ語やフランス語などにも挑戦をしたいと考えている。

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