数年前に購入した本だったが、当時はとりあえず読みとおすことしか考えておらず、内容にピンときていなかった。
今になって改めて読み返してみると、以前より感動する。
帯にある「お金の話」なのに泣けた、というのもあながち的外れではないと思った。
どの章もためになったのであるが、特に第四章が気になった。
第四章「思考と感情の力を知る」ではこんなことが書かれている。
君の考えが人生で現実のものとなる。つまり実現していないということは、本当は望んでいないからだということらしい。
本の中では、ガールフレンドができないという悩みについて、本当にそうなのかやりとりが書かれていた。
自分は実現していないことがたくさんあるけれど、それについてもあてはまるのだろうか、主なものについて時間をとって静かな場所で瞑想をしながら考えてみた。
-
彼女ができない
彼女が欲しいなーとはいつも思っているつもりだが、改めて問答してみた。
そうすると、一つの理由は面食いであることが原因だと思った。
さらに、一つ目の理由と若干重複する部分はあるが、理想が高すぎることも。
それと、どうやら自分は彼女のレベルが自分のステータスを表していると思っているらしい。それと同時に、自分自身プライドが実は高いようだ。
だから、面食いであることに拍車をかけている。
まだある。「いいな!」と思う人がいても、もしかしたらもっといい人がいるかもしれない、ここで付き合ったってもしもっと他の人と関係が進んだらもったいないことになる、とまだアタックもしていないのに妄想をしている傾向がある。
最後に、「いいな!」と思う人がいても、玉砕するのが怖くてアタックできない。ここにもプライドの高さが滲みでているようだ。
-
大学院へ戻れない(研究職への道へなかなか進めない)
これも本当に望んでいるのか考えてみた。
そうやって考えてみると、結局のところ、やはり「今自分の目の前にいる人は関係を築きたくない」、「(振られるのが怖い、失敗するのが怖いから)アプローチをしたくない」と、彼女を作ろうとすることを望んでいなかったように思える。
その分野に興味があることは間違えない。
しかし、いつもなんとなくごまかしている部分に正面から考えてみた。
ここにもやはりプライドの高さが影響していたようだ。
一つは結果が出せないかもしれない自分に直面したくないと思っている節がある。
もう一つは、自分より遥かに頭のいい人間と同じ土俵に立つのが怖い。もちろん世の中に自分より遥かに頭が良い人がいるのは認識はしているのだけれど、その人達を目の当たりして現実を知るのが怖いというか。
-
お金持ちになれない。
これはなんとなくだけれど、お金持ちになりたいという思いはあるものの、一方でビジネスライクな付き合いやそれ以外の付き合いも増えるのかなと想像すると、内向的な自分には少し抵抗感があるようだ。 -
結局のところ
根本的なところではプライドの高いことと、勇気のなさが諸悪の根源になっている気がする。
そんなこといっているなら、研究者の道も向いていないのかなと不安に思ったり。
勇気のなさに関して言えば、一般的な意味での感情的ではないが、これだって結局自分の感情に流されているわけだ。いわゆるストレスに対する耐性がついていない。ただこればかりはなんとか克服しないとな。
0 件のコメント:
コメントを投稿