世界史や日本史で「〜民族」などがよく出てきますが、正直定義がわからなかったので、というより、そもそも定義があるのかどうかすらあまり理解していなかったので読んでみました。
特に佐藤優さんが著者ということもあり、信頼できる本だと思ったのも理由の一つです。
以下、僕の読解が間違ってなければ、という前提での感想になります。
結局「民族」とは何かについて、実は明確な定義というのがないんだということでそれはそれで腑に落ちました。
有力な理論があることはあるけど、定義があるわけではないとのこと。
「民族」に関する考察で、主にスターリンやベネディクト・アンダーソン、アーネスト・ゲルナーの理論を紹介し、具体例としてウクライナ問題や沖縄問題について適用しています。
佐藤優さんの本を以前にも読んだことありますが(なにか忘れたけど)、抽象論と具体例が結び付いていて、抽象論というのは具体例と共にあるんだなということを感じさせてくれるので、そういう意味でも頭でっかちになってはいけないなと、勉強になります。
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