自分が興味あるキーワードの一つが「起源」なので、手にとってみた。
自分の読解力が足らないのか、タイトルと内容が若干ずれがあるようにも感じたが、それでも内容は面白かった。
この本の冒頭にも書かれているように、昨今の文系学問軽視の風潮に異議を唱え、実験社会学という立場から、文系学問も
これらの作業を通じて、人文社会系の学問が私たちの生きている現代社会の要請に対して実際に「役に立つ」こと、個々の問題に対してマニュアル的な「答え」を与えるのではなく、より原理的レベルでの「解」を与える可能性をもっている
ことを少しでも示そうということが、上梓された目的だそうだ。
で内容は、「適応」という視点を軸に
- 集団行動の仕方の分析(他の生物との比較など)
- 協力行動の分析
- 共感
- (有限資源の)分配問題
が語られており、様々な研究者の実験の引用をしながら論が進んでいく。
個人的には、いろんな実験が紹介されていて面白かった。もちろん、巻末には参考文献も紹介されている。
また時間があるときに、再読してみよう。
0 件のコメント:
コメントを投稿