うまく表現できないけど、今までの湊かなえ作品とは違ったよさがあった気がする。
なんだろう。
自分が今まで読んだ本だと、「復讐」とか「(異常な)好奇心」とかから物語が展開していくスタイルの印象が多かったけれど、これは「お互いを思いやる気持ち」が空回りしながら物語が展開していく感じ。
「お互いのためを思って」というところが、共感できなかったと同時に羨ましくもあった。
なぜだろうか、と考えてみたが、多分今までの人生で自分一人が生きていくのに精一杯で、他人へ愛をむけるということがあんまりできていなかったからだと思う。
そういう愛せる人がほしい。
今の自分はひたすら愛を求める一方だから、多分愛されないのだとおもう。
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