昨日のこと。
いろいろと複雑な事情から、日雇いのアルバイトをした。
倉庫での検品作業。
ここ最近はいろいろ底辺すぎて、とりあえず少しでもいいのでお金が必要だったのだ。
時給1000円という低賃金。東京だと低い方だと思う。
わりとオフィス街近くの駅から倉庫まで無料送迎バスがあり、それで港湾エリアの倉庫へ向かう。
朝、オフィスビルへ出社していくいかにも大企業のサラリーマン達を横目に、無料送迎バスの到着を待つ。
ビルへ吸い込まれていく人たちはみなスーツで革靴だが、自分は軽作業なのでスニーカー。
バスが出発しオフィスエリアから人が少ない港へ進んでいくと、まるで奴隷になって世間から隔離されたような気がした。
港へ向かうので、視界はだんだんひらけてくる。その開けた視界から遠くに高層ビル群がみえる。
倉庫の作業だって、誰かがやらなければならない必要な仕事ではあるのだろうが、その光景をみていると、世界が分断されているような気がした。
まるで、カイジのような世界だなと思った。
ひたすら惨めな世界。それに誇りを持って仕事をしている人には申し訳ないけど。
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