2015年になってから、なるべく月に2~3回はなんらかの芸術に触れる事を目標にしています。音楽は昔どっぷり浸ったので、それ以外をメインに、絵画や写真、演劇、ダンス、落語などをいろいろ触れています。
今日は、ローザスの「ドラミング」を観てきました。
ローザス『ドラミング』
ダンス自体それほど詳しくないのが正直なところなのですが、ピナ・バウシュのお弟子さんが設立したダンス団体らしく、コンテンポラリーダンスという位置づけになるそうです。
これ自体も以前ピナバウシュのDVDを知ったんですけどね。
(
『PINA/ピナ・バウシュ踊り続けるいのち』)
今月に入ってから、体調があまり芳しくありませんでした。当日行けるかどうかも定かではなかったので、当日券で入るつもりでいました。
当日、東京芸術劇場にいったら、、、当たり前といえば当たり前かも知れませんが、当日券の購入待ちで長蛇の列ができておりました。
なんとか入場することはできましたが、立ち見でした。
なんだろう、ダンスを生でみること自体が始めてというのもあるけれど、無言で身体表現だけでなにかを表現しているってなんか斬新でした。
またBGMがそれを際立たせています。
しかも振り付け自体も、意味があるのかないのか、普段目にするようなものとは趣を異にしていて、新鮮でした。
僕は、全体の中に、ある種狂気を感じるのが印象的でした。
全員で、同じ方向を向いて、意味がもっているのかいないのか、象徴的だが、シンプルな動作をする部分。
小さなグループに分かれて、それぞれが思い思いにダンスをしながら入り乱れるカオスな部分。
そのいづれのシーンの中でも、一人だけ周囲と明らかになじまない動作をしている部分。
三つ目にあげた例なんかは、それ自体がある種「狂気」を感じて印象的でした。
クラシック音楽の終演は、曲自体何回も聞いて終わりを知っているというのもありのでわかりますが、ダンスの終演はどういう風に終わるのかわかりませんでした。
終わりが終わりってわかりませんでしたが、周りの人はダンスもよく見に来る人達のようで、拍手を間髪いれずにしていました。
それに合わせて僕も拍手。
ダンスを初めて観ましたが、魅力的で別の作品も観てみたいと思いました。